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家で暮らすために歩く (40-1)
- fairfax3939
- 2017年5月19日
- 読了時間: 1分

1994年3月、61歳の父は脳塞栓で倒れ、左片麻痺と失語症の障害を抱えました。その年の11月、退院して自宅に戻りましたが、その時点では寝たきり、良くて車椅子という医師の見立てでした。ですが、その後、母と二人三脚の歩行訓練の甲斐あって、4点杖を使って、歩くことができるようになりました。ですが、2002年、母が亡くなってすぐ、外歩きはできなくなりました。それでも、家の中は自力で歩きました。
しかし、そんな父も、80歳を前にして転倒するようになりました。杖で全体重を支えるのはもう厳しいとわかって、自宅で暮らすのも、ここまでかと思ったのです。
でも、ここが私のあきらめの悪い所で、杖でなく、しっかりした手すりなら、父はまだ歩けると思ったのです。それで2013年、最後のリフォームを決めました。これで、限界がきたら、その時はさばさばと次の暮らしに移ろうと思いました。
このリフォームの主な改善点は、「水回り」と「手すり」。「水回り」についてはすでにお伝えしました。ここから「手すり」です。