椅子いろいろ (37-6)

倒れる前からあった籐椅子。この椅子は背もたれの角度が調節でき、ほぼ平らにもなりました。当時、訪問の歯医治療を受けていて、この椅子が治療台でした。本来は足が延ばせるように、フットスツールのようなものがひざ下に収納されていて、椅子としても寝椅子としても利用できるタイプでした。ですが、その台があると、立ち上がる時に足を引き込むことができないため、足置台を外して利用しました。座面も低く立ち上がりが大変でしたが、左手側の襖で体を支えました。
退院にあたり、車椅子で畳が痛まないよう和室にカバーを敷き詰めました。まだ、敷いてありますね。退院直後、この位置に父のベッドがありました。歩くことができるようになって、ベッドは別の部屋に。でも、まだカバーはそのまま。ひざ下の装具もまだつけています。退院して2、3年、1997年頃です。