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​はいよ!日記

Tさんの仕事(25-3)


また、思いがけない再会もありました。父の最後の入院中、病院の廊下で呼び止められました。14年前、私が介護者になって初めて関わったケアマネージャーのSさんでした。

彼女はコミュニケーションが難しい父のために、自作のノートを作ってくれました。

また、ある日、ショートステイを利用してみようと事業所に手続きに行くと、Sさんは

上司と思われる人と議論していました。話が途切れるのを待っていると、父のことを話しているとわかりました。「拒否があったら、デイサービスにも影響が出る。利用は断った方がいい」という意見に対し、Sさんは「一度、やってみなければわからない。それが娘さんのご意向だ」と私の立場で主張していました。

母が亡くなった直後の大混乱の中、本当にお世話になったのです。

ケアマネージャー変更の通知が突然きて、それきりになってしまいましたが、やっとその時のお礼を言うことができました。たくさんの利用者さんの中で、父と私を憶えていてくれたことを嬉しく思いました。

ケアマネージャーは利用者とその家族の生活に深く関わる仕事です。だからこそ、信頼できるケアマネージャーとの出会いは、単なる担当者を越えてかけがえのないものです。プロの力を借りて、介護が必要になっても、自尊心をもって納得できる生活をおくることができるようにと心底思うのです。

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