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仕事と在宅介護ーもう少し…(23-3)
- fairfax3939
- 2017年2月10日
- 読了時間: 1分

介護サービスの利用を増やせば増やすだけ楽になるというわけではありません。
家の鍵を施設の方に開けてもらうことで、私は慌てて帰宅しなくてもよくなりました。ですが、自分の家の鍵を他人が開けるという何とも言えない不安が常にありました。
父の入浴は、ウィークデイはヘルパーさんにお願いし、私は週末だけになりました。ですが、父の困惑は当初相当なものでした。見知らぬ女性の前で裸になるという状況はやはり非現実的で、ヘルパーさんにとっても言葉で意思疎通ができない父と、1対1で向き合うのは相当難易度が高かったと思います。頑として、入浴拒否したことも、怒りまくってヘルパーさんを帰してしまったこともありました。双方共に大変なエネルギーを必要としました。
何人ものヘルパーさんが入るため、やり方も少しずつ違い、相性もあったり、リラックスタイムのはずの入浴がそれだけではなくなってしまった感もありました。
しかし、それも仕事を続けるためには仕方ないことでした。
(続く)