訪問の介護サービス(21-6)

ヘルパーさんによる訪問介護と訪問リハビリ。そして、デイサービスの中にも歩行訓練を入れてもらいました。
母が父の散歩に付き添うことができなくなり、亡くなった後も週末しか散歩できない状態が続きました。この時にはもう、以前のようには外は歩けなくなっていました。
坂で立往生したときのために、私は折り畳みの椅子を肩に下げて、散歩に出かけました。
しかし、仕事がある日はとてもできません。
そのうち父は無理だというように、外に出ようとしなくなりました。
あんなに頑張ったのにと思うと残念で、残念でなりませんでした。
母に申し訳ない気がしました。
何とか元に戻そうと粘る私に、当時のケアマネージャーはデイサービスと訪問リハビリでやりましょうと言いました。その時は、それでまた外を歩けるようにするのだと思ったけれど、そうではなくて、外を歩くことはあきらめて、室内での杖歩行が維持できるように転換しましょうということだったのだと、後から思いました。
施設ではケガをさせないことが大事。父が不安定に歩くには職員がつききりにならなければなりません。それは無理。決められた時間、室内の平行棒で数メートル歩く程度が一般的だったのです。
「一か八かやってみよう!」なんて、命がけのリハビリは、やはり家族でなければできないことなのでした。
その後、介護保険のルールにより、訪問リハビリとデイサービスのリハビリは併用できなくなり、訪問リハビリではなく、訪問マッサージに変えました。