

家で暮らすために歩く (40-10 )
父がまだバックが上手にできた頃、写真の書棚のガラス扉の前の4cmの張り出しを手すりにしていた時期もありました。高さがちょうど父の大転子**の位置でした。書棚から、角の手すりに持ち変え、そして、左手で右の壁面の手すりに持ち変えます。ここからバックで1.5メートル。白い扉の物入...


家で暮らすために歩く (40-9 )
それでは、トイレを出て、ダイニングに向かいます。 この入口は元々はドアでした。それを引き戸にするのに、新たな壁をもう一枚たてて、その壁と壁の間に引き戸が施工されました。これは、最初から引き戸であったように見えて見栄えもよく、新しい壁に手すりをつけることもできました。今、書棚...


家で暮らすために歩く (40-8 )
手すりは本来、壁につけるもの。でも、壁がなくても、手すりの両端には壁なり、柱があればつけることは可能でした。空中手すりです。 最初は洗面台の縁から壁の手すりまでの110cmを雲梯のようにわたっていました。しかし、洗面台を手すり代わりに体重をかけるのは、万が一、水道管が外れた...


家で暮らすために歩く (40-7 )
玄関から家に上がりました。トイレに向かう父の動線を辿ります。 トイレに向かって進み、正面の横手すりに持ち替えます。 トイレを済ませ、横手すりを引き寄せるように立ち上がります。 立ち上がりは、窓の横の縦手すりを使うことを想定していましたが、少し遠かったのか、縦手すりは使いませ...


家で暮らすために歩く (40-6 )
玄関入口の縦手すりを掴んで上がりながら靴を脱ぎ、上がり框に上がりました。 そうしたら、もう一段上の引き戸の建具に取り付けた縦手すりに持ち替えます。 それから、10cm少々の高さを上がり、1階の床面の高さまで上がります。 この時、手すりの位置が真横なので垂直に上がることになり...


家で暮らすために歩く (40-5 )
壁の手すりから、玄関入口の縦手すりに掴まって、健側の左足を上げた時、私がすばやく靴を脱がせます。そしたら、父が「エイッ!」と上がり框に上がるので、浮いた麻痺足の右足の靴をパッと脱がせる。ここがちょっと介護職人ぽいところです(笑) #リフォーム #在宅介護


家で暮らすために歩く (40-4 )
これから、手すりづたいにぐるっとひと回りしたいと思います。 まずは、外階段から玄関前までです。 階段の手すりが切れると、U字手すり、そのあと壁の手すりに続きます。 #リフォーム #在宅介護


家で暮らすために歩く (40-3 )
最終的に写真の赤い線のように、寝室兼テレビを観て過ごす居室、トイレ&洗面所、ダイニング、この3か所を手すりでつなぎました。 かつては、少々手すりと手すりの間が離れていても、雲梯のように上手に渡ることができました。バックもできました。しかし、それも難しくなりました。1ヶ所でも...


家で暮らすために歩く (40-2 )
家で日常的に車椅子を使用する場合、手すりは廊下幅を狭くし、かえって邪魔になります。また、和室は洋室よりも畳の厚さ分だけ高くなっています(30~50mm程度)。板の間と洋間でも建具の関係などでも数十ミリの段差があります。このわずかな段差が車椅子には厄介です。この床段差を解消す...


家で暮らすために歩く (40-1)
1994年3月、61歳の父は脳塞栓で倒れ、左片麻痺と失語症の障害を抱えました。その年の11月、退院して自宅に戻りましたが、その時点では寝たきり、良くて車椅子という医師の見立てでした。ですが、その後、母と二人三脚の歩行訓練の甲斐あって、4点杖を使って、歩くことができるようにな...