

訪問の介護サービス(21-8)
訪問の介護サービスは仕事と在宅介護の両立のために必要でした。 私は母が亡くなってから6年間、訪問の介護サービスを利用しながら、フルタイムの仕事を続けました。連絡帳は8冊になりました。この支援がなければ、勤めは続けられませんでした。...


訪問の介護サービス(21-7)
訪問サービスという支援の中で、実際にわが家を担当して下さった方々は、親戚も友人も知ることない、父と私の当たり前の日常を垣間見ています。 家の中のことは外からではわからない。口で説明しても実際に見るのとは違います。 あの時、彼女いなかったらどうなっていたかなぁ、と思うヘルパー...


訪問の介護サービス(21-6)
ヘルパーさんによる訪問介護と訪問リハビリ。そして、デイサービスの中にも歩行訓練を入れてもらいました。 母が父の散歩に付き添うことができなくなり、亡くなった後も週末しか散歩できない状態が続きました。この時にはもう、以前のようには外は歩けなくなっていました。...


訪問の介護サービス(21-5)
ある日、鯖のみそ煮がピンクのパン皿に盛り付けてありました。 その思いがけない取り合わせに、私は一瞬固まりました。 他に食器がないわけではない、なぜこのお皿を選んだのだろう…。 そして、こういうことなんだと、わかった気がしました。...


訪問の介護サービス(21-4)
訪問リハビリは決まった介護福祉士さんが担当しますが、訪問介護のヘルパーさんは一人ではありません。私の場合、その場にいないので、全く面識のない方が家に入ることも普通です。 そんな中、人により、対応が違うことのないようにしたいと思いました。...


訪問の介護サービス(21-3)
訪問介護は、へルパーさんが決まった時間、利用者の要望に沿って、利用者の負担を軽減してくれる、有効な支援だと思います。 「タオルはこれを使って下さい」、「それはやらなくて結構です」とか、 ヘルパーさんに「これはどうしますか」と尋ねられた時、「こうして下さい」と言えれば、こちら...


あの日から一年
先日、一周忌の法要を済ませましたが、昨日が父の命日でした。 あの日から一年経ちました。 新しい友人もできました。自分のやりたいことの輪郭も見えてきました。見ててね。 と、お参りしました。 父はもう頑張らなくてもよくなって、あはらあはら笑っているような、...


訪問の介護サービス(21-2)
ヘルパーさんには昼食の支度と夕方に入浴支援をお願いしました。 それまで、家族がお風呂に入れていたので、父にとっても家族以外の女性に世話をさせるという考えられない事態だったわけで、大変困惑していました。 最初は抵抗しましたが、徐々に慣れ、ヘルパーさんも父の気性をわかって、それ...


訪問の介護サービス(21-1)
ケアプランを再度、変更しました。 私の仕事のある月曜から金曜まで、デイサービスを利用していましたが、それを一日おきにして、デイサービスに行かない日は訪問サービスを利用することにしました。 ここから、ヘルパーさんによる訪問介護や訪問リハビリとの関わりが始まりました。...


仕事と在宅介護(19-2)
自分の仕事と父のデイサービスを連携させる生活は容易ではありませんでした。 それでも、デイサービスに行っていてくれているうちはよかったのです。 ある朝、登校拒否ならぬ、デイサービス拒否がありました。 「お父さん、お願い行って!仕事に行けない!」...